【 初心者向け：アスチルベの育て方 】ユキノシタ科の耐寒性宿根草で別名をアワモリソウといいます。まるで泡のような優しい花が咲く品種です。 |  花色は、白、赤、桃、紅紫などがあり、日本において自生種を改良してできた花なので、当然のように日本の土や気候によく合います。また、寒さにも強く放任しても毎年咲くほど丈夫なので初心者にも育てやすい品種です。不思議と和風の庭（花壇）でも洋風の庭（花壇）のどちらの庭にも調和するので便利に使える花ですね。 | よい株の選び方 |
よい株は、芽が太くしっかりとしていて、葉、花つきともに多いものが良いですよ。 | 植える場所 |
日当たりと水はけと風通しのよい場所ですが、夏は半日陰となるような場所がベストです。（※花のつきを良くするため、少なくとも半日以上は陽の当たる場所を選んで植えます。また、高温多湿に弱く、特に夏の西日などに当たると株が弱ってしまうので植える場所に注意してください。） | 植え付け／株分け |
＜植えつけ＞ | 春３～４月くらいに市販の苗を花壇や庭に植えます。ただ、この花は寒さに強いため１０月でも良いようです。 庭植えの時は、少し大きめの植え穴を掘り、３０㎝の間隔をとって植えるようにします。 鉢植えの時は、７号鉢に３株を目安にすれば良いでしょう。 ＜植えつけの土＞ 庭植えでは、充分な腐葉土と緩効性化成肥料を加えてよく混ぜて使います。鉢植えの場合は、赤玉土と腐葉土を７対３で混ぜて使います。 ＜株分け＞ ３～４年に１回、３月か１０月に株分けを行います。１株当たり３～４芽つけて、できるだけ手で分けるようにしましょう。 綺麗な花を咲かせるポイント |
冬の低温に当たらないと開花しないので、冬でも屋外に置き育ててやります。鉢植えの場合は、毎年春か秋にひと回り大きな鉢へ植え替えた方が良いようです。土は植えつけの土と同じで構いません。 | 水やり |
庭植えの場合は、株元に乾燥防止のためワラ等を敷いておけば基本的には必要ありません。鉢植えの場合は、生育期には１日１回たっぷりと与えるようにし、冬は土の表面が乾いたら与える程度の水やりをします。 | その他育て方のポイント |
病気・害虫の心配はほとんどいりません。基本的に丈夫で強健な花なので、放っておいてもよく育ちます。 | 肥料のやり方 |
早春と花が終わった後に、緩効性化成肥料を与えます。鉢植えの場合は、生育期に月１～２回、液肥を与える程度で構いません。 | | ||||
