TOP PAGEDIY TOP花壇に植えたい【花】/グラジオラス育て方


【 初心者向け:グラジオラスの育て方 】

アヤメ科の半耐寒性球根で別名をトウショウプと呼びます。花の色は白、黄、檀、赤、桃、紅紫、紫、緑、複色などがあり、夏の花壇を代表する花です。花は大輪でゴージャスな感じですが、剣状の鋭い葉を持つことからラテン語で剣という意味としてグラジオラスという名がついたそうです。
もともとは南アフリカが原産で、寒さや多湿といった環境は苦手なのですが、掘り上げて植え替えることで、毎年大きなボリュームのある花を咲かせます。夏咲き種のほかに清楚な雰囲気の春咲き種もあります。
植える場所 日当たりと水はけがよく、強風が当たらない場所に植えます。
植えつけの時期 夏咲き種では3月下旬〜4月上旬にし、春咲き種は11〜12月に行います。庭植えの場合は(種に関係なく)どちらも間隔を25〜30pとり、夏咲き種は7〜8p、春咲き種は4p土をかぶせましょう。
小輪系を鉢植えにする場合、夏咲き種は6号鉢に3球植え、春咲き種は5〜6球を植え、どちらも3〜4p土をかぶせます。※注意点として、春咲き種は植えつけ後、ワラで覆って防寒することを忘れないように!
植えつけに用いる土ですが、庭植えは堆肥と緩効性化成肥料を混ぜて使います。鉢植えは、小粒の赤玉土と腐葉土を7対3で混ぜ、緩効性化成肥料を加えて作ります。
植えつけのポイントですが、肥料と球根が直にふれ合わないように間に薄く土を入れておくことを忘れないでください。
掘り上げ 夏咲き種は11月上旬に、春咲き種は7〜8月に行ないます。葉が黄色に変わり始めたら球根を掘り上げます。掘り上げた球根は葉をつけたままで乾燥させ、葉や茎を切り離してから、さらに日陰で乾かし室内で凍らないように保存する必要があります。
水やり 庭植えしている場合は乾燥した時のみ、鉢植えは土が乾いたら与えてやりましょう。
その他育て方のポイント <病害虫>
葉や茎を食い荒らすヨトウムシやアブラムシが発生しやすいのも特徴です。予防のためにも定期的にオルトラン粒剤を土にまいておくと良いでしょう。

<その他>
多湿になると、茎の元の部分や葉が黒褐色に腐敗する首腐れ病が発生しやすいです。対処としては、毎年植えつけ場所を変えて予防するとよいでしょう。また、万が一発生したらストレイプトマイシンを蒔くようにします。
肥料のやり方 開花中は10日に1回、液肥を与えるようにします。
上手に花を咲かせるポイント 葉が6〜7枚に育つまでは日によく当てます。背丈が1m以上になるので、つぼみが見え始めたら早めに支柱を立ててやりましょう。また、植え場所はできれば以前にグラジオラスを植えたことがない場所へ植えるのが得策です。