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【  低予算DIYでホームシアターをつくる 】

<目指したのは大型スクリーンでの3D映像>

家を建てて一番欲しかったもの・・自分の部屋(ちっちゃな書斎)、くつろげるお風呂、そしてホームシアターでした。
映画館でスターウォーズを観て以来、自宅でもSF映画を大きな画面で観てみたいという願望はあったのですが、テレビといっても(リビングの広さからして)55型程度が限界かと思われ、「もっと大きな画面で、しかも邪魔にならない装置」という視点からホームシアターを検討するようになりました。

SF好きということもあり、目指した環境は“3D”でのリアル感です。
そんな願望を必要最低限の機材で、自分で設置してみましたので紹介してみます。
<必要な機材の購入>
今回のホームシアターDIYで私が購入した主なリストは以下の通り。

【プロジェクター】
EPSON EH-TW5650
価格:約12万円
特徴:3D対応。明るい部屋でも視聴可能(2500ルーメン)。設置場所がフリー(斜め補正機能など)。

【スクリーン】
LIVE SCREEN 100インチ
価格:約2万8千円(内5千円は送料)
特徴:16:9 100インチの大画面(大きさ:横幅2.5m)。電動式。

【ブルーレイ/DVDレコーダー】
SONY BDZ-ZW550
価格:約4万8千円
特徴:3D対応。500GB。 2チューナーで2番組同時録画が可能。 外付けHDD対応。

【スピーカー】
エレコム 2.1ch”木のスピーカ”
※試しに購入しましたが、本来パソコン用のサプライ品なので、別途本格的なモノと入れ替え予定
価格:7500円
特徴:サブウーファを搭載した2.1ch

【配線ケーブル類】
・HDMIケーブル(3Dには必須)。
・音声用ケーブル(5〜10m)
・スクリーン取り付け金具一式

【その他】
・3Dメガネ(※1個1万円)
・交換用ランプ(プロジェクター)※これまた約1万円
・オットマン付きチェア(3万5千円)
設置場所の準備

<設置場所と準備>

我が家には2階に3部屋とクローゼットがありますが、階段を上がった廊下横の部屋は「あえて壁で仕切っていない6畳ほどの空間」になっています。
もともとは将来子供が独立した部屋を持ちたいと思うときに、壁とドアで仕切って一つの部屋にできるよう設計したものですが、2人の子供の部屋もすでに足りており、今現在は私(父親)のパソコンルーム・・というか“書斎もどき”というか・・オープンスペースになっています。
そこで今回のホームシアターの設置にあたり、“大きなスクリーンで自由に間仕切り”できれば、ある時はシアターに、またある時はオープンスペースのまま利用できるかと思い、ここを設置場所と決めました。


(後述しますが)今回購入したスクリーンは100インチサイズで重量が10kgを超えるため、本来の設置金具とは別に、本体そのものをしっかりと支えるよう「棚」としてL字金具を取り付けました。また、強度を増すため下からも木製の支えを入れ、重量に十分耐える構造にしています。
反対側の棚も同様に設置しています。

我が家にはその工法(パネル工法:ミサワホーム)から「柱」というものが存在しないので、これら金具(棚)は間仕切り用の木材とも接合するように配置し、少しでも強度を増すように設置しています。
スクリーン <格安の電動スクリーン>

さて、これが巨大なスクリーン:LIVE SCREEN 100インチです。

装置の長さは2m50cm、重さも10kg以上あります。
電動式という点からすれば格安なスクリーンですが、やはり“長すぎる”ゆえに送料だけで5000円もかかりました(※関東の配送にはそこまで多額の送料は不要みたいです)


特に色の指定はしなかったですが、部屋の壁紙と同じ白色のタイプが届いたので、なんだかラッキーでした。


<スクリーン設置の仕組み>

スクリーンの取り付け方法には、そのスクリーンによって様々違いがあります。

一般的には取り付けバーのようなモノを最初に設置しておいて、後からスクリーン本体をはめ込むタイプが主流のようですが、私の購入したタイプでは(左の)写真のように「吊るすための輪」と「ネジ固定用の穴」が用意されたものになります。


<スクリーンの取り付け>

巨大なスクリーンは重量もあるため、最初に設置しておいた左右の棚にしっかりと固定します。

もちろん、単に棚に置いただけでは安全性を保てませんので、上から吊るすための金具もしっかりと壁に固定し、さらにはネジ穴での固定部分に大きな木ネジを施す・・といった「落下防止」の対策を何重にもとっています。
<巻上げ過ぎの防止>

電動の勢い(モーター)が強いためか、巻き上がった時に本体に強く引っ張られてしまうため、収納直前のところにストッパーを設定しています。・・・まっ、微調整っていうやつですね。
<設置完了>

御覧の通り巨大スクリーンの設置が完了し、ホームシアター用の画面が出来上がりました。
6畳の空間の端から端まで(※短い辺の方)ドドーン!とスクリーン1枚の設置場所に使えたことになります。
<電動スイッチ>

このスクリーンは低価格のわりには、ちゃんと電動ですので、このようなスイッチ(上下+ストップ)が付いています。
※もちろん、リモコンも付属しています。
<100インチ大画面のホームシアター>

TV番組を投影してみるとこんな感じです。
かなり鮮明に映るので、まったく違和感なくTVからDVDまで視聴することができます。

・・うーーん、デカイ!!
<3D対応プロジェクター>

今回私が購入したプロジェクターはエプソンの「EH-TW5650」というモデルです。価格COMでの最安値で約12万円ほどしました。

機種選定の際に拘った点は、
@少々明るい部屋でも奇麗に投影できること
A部屋の一方の隅に置いても台形補正などがキチンとできる(設置場所を限定されない)こと
Bそして、3Dに対応していること、
といった3点を重視して選びました。
その他にも様々な機能を搭載している機種ですが自分にとってはあまり関係がなく、価格も(プロジェクターとしては)驚くほど高価でもないので、良い選択だったと思っています。
プロジェクター純正オプション <3D対応メガネ>

メガネも純正品にして揃えました。
もちろん純正品でなくても対応したメガネは多く販売されていますが、プロジェクター本体との信号同期など多くの利点があり純正品にしたものです。

3D映像の視聴には、プロジェクター本体とメガネの信号同期が必要です。その同期のための通信方式が、(従来の赤外線方式から)Bluetoothへと変更されたタイプですので、プロジェクターと視聴者の間に何かの障害物があっても問題なく視聴できるようになっています。
<日常の状態>

もともと大型TVのような設置場所を必要としないようにと考えて設置したホームシアターですので、スクリーンを巻き上げてしまうと御覧のような感じです。
日頃は今までの空間と変わらず、オープンスペースとして使って、視聴するときだけスクリーンを下ろすといった“使い勝手”の良さが狙い通りに実現できました。
<オットマン付きチェア>

ちなみに、もう一つ新たに購入したものに「リラックスできる椅子」があります。

ほんとうは小さめのソファー等を購入しようかと思ったのですが、場所もとるし・・と考えた時に、パソコン用の椅子と兼用できて、回転機能とリクライニング機能を兼ね備えたタイプであれば1脚で足りるかと思い購入してみました。
ホームシアター用として使う際にはスクリーンの方に回転させ足を伸ばして観ていますが、ついウトウトと寝てしまってるなんてコトも多いお気に入りの椅子です。