【 ビオトープ作りの考え方 】 |
当ホームページでは「小さな池」や「水の流れるレンガ・ウォール」のDIY記を掲載していますが、さらに簡単に造れる"水辺”の説明をしましょう。
ビオトープとはギリシャ語の造語で「生き物の生息空間」という意味だそうです。 植物や樹木が多ければ「自然」や「環境」にプラスになると思われがちですが、生き物はすべて生態系に組み込まれており、人工的な小さなビオトープによって身近な生態系を造ろうという目的のものです。
ビオトープは最初から完成するガーデン池ではありません。生き物が住みやすい環境をつくることが、DIYの最初の役割となり、そこへ植え込んだ植物が生長して増えていき、そこに虫がつくと鳥が来て、糞と一緒に植物の種を落とし、それが芽を出す・・・という具合に、その庭に合ったビオトープが出来上がっていきます。 ビオトープに使用する水生植物は、水の中で生育するものから水辺を好むもの、浮遊するものなど種類によって生育環境が異なります。どんなビオトープをつくるかによって、植物選びも変わってきます。 また、メダカや金魚などを飼育する場合は、池の広さや水の容量にあわせて魚の量を決めましょう。 水生植物が多すぎると、水中の酸素が不足することもありますので、酸素補給の設備を取り付けておくようにします。 |