TOP PAGEDIY TOP>低予算DIYで木製(ウッド)フェンス/柵外構への変更

【 手作りガーデニング柵作り方:DIYで既存フェンスを素敵な木製(ウッド)外構へ 】

ウッド・フェンスは土木・木工・塗装といった基本の技術を使うDIYで、それらの作業を地道に繰り返すものです。

しかも各作業自体は全く高度なものはなく簡単な作業ばかりなので、初心者の方でも“丁寧”に作業すれば素敵なウッド・フェンス/柵を造ることができます。

我が家ではその中でも土木(支柱を立てる)の部分は既存のものを利用しているため、以下主に木工作業の部分/作り方についてご紹介していきます。
鉄骨 <鉄骨の外構>

新築時に選んだフェンスは、特に思い入れもなかったので平凡な“鉄格子のような”味気ないものでした。

ですので、庭木や草花だけでなくガーデニング実践者(になったつもりの初心者)としては、いつかはフェンス/もお洒落に造り替えたいと思っていました。
柵と外構初期 <外構初期状態>

こちらの画像が、その鉄製のフェンスを使っていた時の全体像です。

普通といえば普通ですが、なんとも味気なく冷たい印象があったため、暖かな雰囲気を出せるよう木製(ウッド)フェンスをDIYで造ろうと決心しました。

ただ、作り方も何もわからなかったコトと、基礎を綺麗にしかも正確にDIYで設置する自信もなかったので、100%ウッドフェンスにせず、基礎部分は既存のものをそのまま利用するようにしました。

<ウッド・フェンス/柵DIYの木工部分/作り方手順>

ガーデニング柵1:柱固定 <もとの柱を利用(作り方-1)>

柱は自作ではなく、もともとの外構にあった柱を利用し、そこへ少々太めの木材を柱として立てています。

鉄製の柱にはボルト用の穴が開いますので、穴と穴の間隔を正確に測り、それと同じ穴を木製(ウッド)の柱にも開けます。
ボルトとナットは当然ながら木材の厚み分だけ長いボルトを用意しなければいけませんので、径の大きさを確認してホームセンターで購入しました。



※後からも塗装はしますが、念のため固定前には全ての木材の塗装を完了しておきましょう。
ガーデニング柵2:裏側 <外構の裏側固定(作り方-2)>

そうして全ての柱を固定した後、それぞれの柱と柱の間に3本の横棒(角材)を固定していきます。

実際にはこの横棒(角材)に平たい板を並べていき、繰り返す作業によって全体が出来上がることになります。
ガーデニング柵3:フェンス間隔計算 <平板の固定開始位置の計算(作り方-3)>

横棒(角材)にフェンスとなる平たい板を固定していく前に、必ず計測しておく必要があるのは、1枚目の固定位置です。


左図中の赤枠は“作業時に使う角材(※下段にて説明)”を示していますが、柱と柱の間に、その角材と平板が何個入るかを計算し「1」の長さを求めます。

あとは柱と柱の間から「1」を引いて、2等分した数字「2」を計算すれば、最初の1枚目の平板を柱から何センチ離して固定すれば良いかがわかります。

※自作の場合この計算をしないと、どちらかの間隔(2)が偏ってしまい外構フェンスとして美しくないものになりますので、失敗DIYになりますよ。
ガーデニング柵4:フェンス均等設置 <平板の固定作業(作り方-4)>

1枚目の固定が終わったら、今度は残りの板も均等間隔になるよう木ネジで固定していきます。


均等に板を設置していく方法としては、1本の角材を都度間にはさんで板を固定していくことで、いちいち計測することなく比較的容易に均等設置することができます。


ちなみに、(木製(ウッド)フェンスの柱もそうですが)平板も直接下の外構コンクリ部分に触れないようにするため、下にも板や角材を置いてから固定作業を進めると良いでしょう。
ガーデニング柵5:フェンス外構DIY 木製(ウッド)フェンスの柱にあたる少々厚手の木材は、上部を丸く切断し単調さを避けています。
外側の円はCR-ROMを置いて目印の線を引き、ジグソーで切断しました。

また、内側の穴の部分は電動ドリルに木用の刃先をつけて穴を空けただけのものです。
ガーデニング柵6:フェンス目印

木製(ウッド)フェンスカーブ
<素人DIYっぽい目印のつけ方(作り方-5)>

平たい板が全部設置し終わったら、“曲線に”切るための目印を書きます。

この目印をつくる方法も実に簡単で、両端の柱に“クランプ”を取り付け、そこへ長めの(園芸に使う緑色の)支柱を引っ掛けて、それを曲げることで大きなカーブをつくって印をつけています・・・
ほらね、素人DIYっぽいでしょっ。



あとはその印にそってジグソーで一気に切断していきます。
ウッドフェンスDIY拡大
ウッドフェンス・カーブ外構DIY

<自作木製(ウッド)フェンスの大きなカーブ>

曲線ラインをそれぞれ隣同士で下カーブと上カーブにすることで、全体的に大きな波のようなカーブにしています。

・・・さすがにこんな曲線はウッド・フェンスならではのもので、鉄格子タイプの柵では実現できませんね。

【 既存の外構もウッド・フェンスに合わせて装飾DIY 】

外構フェンスDIY外観
ガーデニング実践7:装飾

外構レンガDIY
<木製(ウッド)フェンス外構装飾DIY1>

木製(ウッド)フェンスだけでなく、下の部分(コーナー部分)はレンガで自作装飾しています。

これは、単なる装飾ですので、あえてランダムに積み上げてみましたが、結構なアクセントになっている気がします。



・・・ただ・・

積み上げた後にちゃんとスポンジで拭き取ったつもりでしたが、乾いた時にはレンガの表面が白く汚れてしまいました・・・ちょっと残念。
外構装飾

門の横
<木製(ウッド)フェンス外構装飾DIY2>

ワンポイントの装飾品として、ホームセンターにジュラストーン風の石が30cm四角の網に固定されたものを売っていたので、それに縁をつけ網部分にモルタルを薄く塗っただけの自作外構装飾品DIYです。


ガーデンデザイナーの金井良一氏が、よく余った流木などで装飾品をDIYで造られているのをヒントに、作り方は適当ですが自分にもできそうなモノを造ってみました。
ウッド・フェンスDIYを終えて 私の場合、基礎部分は既存のものを利用しており、全てが一からのDIYではありませんが、表面的に見えるのは「まさしくウッド・フェンス」で、しかも我が家の顔として結構いい存在感を示していると思います。

さすがに「作り方」や「アイデア」は幾つかの書籍を参考にしましたが、見た目にも美しいカーブの外溝になり大満足しています。


しっかりと塗装していますが、風雨をモロに受ける場所ですので、定期的にペンキ塗りをしなければならないのが唯一の欠点かもしれません。
(※一応、ウッド全体には“つや消し透明ラッカー”を数本購入して、特に上から水が染み込まないように幾重にも吹き付けています。)

【 後日の補修作業DIY 】

ウッドフェンスの補修といえば通常ですと「再塗装」くらいしかないのでしょうが、我が家の場合、小3の息子が先日フェンスに向かって野球のボール投げをしていて、"バリっ”とウッド・フェンスを壊してしまった為、急遽部分的に補修をしました。
補修箇所が一番左側の支柱の横だったため、今回は少しデザインを変えて補修することにしました。
かなり久しぶりですがDIYっぽくジグソーを使い、少し装飾を施しています。
一応うさぎ(のつもり?)のくり貫きは、最初にジグソーの刃が入る大きさの穴を開け、そこを起点に”なるべく一筆書き"になるように、図柄を切り込んでいます。
もちろんウサギだけだと寂しいので、円をくり貫いたり・・上部を半円形にカットしたり・・と少し手を加え、DIY作業を進めていきました。
今回は横棒も破損していたため、塗装した横棒を他と同じ位置に取り付ける作業を先にしておきました。
前から見るとこんな感じです。


すっぽりとウッド・フェンスの一画が無くなっていますが、横棒だけの設置が完了しています。
最後に、塗装を済ませた上記の装飾板?を、木ネジでしっかりと固定して、破損部分の修理が完了です。
すでに同じ色のペンキが無くなっていたため、少し濃い目のペンキ塗装になってしまいましたが、これは後日に同系色のペンキで塗り替えることといたします。


【 外構の目隠しと防犯の関係 】

ウッド・フェンスを含め、外構と目隠しの相反する関係について考えてみましょう。つまり、プライバシーと防犯は庭ガーデニングではある意味反対の目的で存在することが多く、防犯面を考慮すれば「中の様子が少なからずわかる庭」を目指した外構の方が良いのですが、プライバシー面を優先すれば「外から全く見えない庭」を目指した外構を考えなくてはなりません。
※以下のリンク先に関連情報を掲載しましたのでご確認ください。
防犯面を考慮した庭造りデザイン 防犯面を考慮した庭づくりの考え方を紹介します。
外構の目隠し つる性植物を植えて外構を目隠しする方法を紹介します。