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【 薔薇(バラ)の剪定DIY(2) 】

夏の剪定は株全体の3分の2の大きさに 冬の剪定に比べると夏の剪定は、やや軽めに行ないます。

これは、秋の10月下旬〜11月上旬に咲く「秋の花」の開花を促すために行なうのが目的です。



剪定の時期は、「開花時期の1ケ月半〜2ケ月前」となります。

関東地方以南で8月下旬〜9月上旬が一般的で、それ以北の地方では、それよりも1ケ月ほど早める必要があります。


夏の剪定の手順は、次のようなプロセスとなります。

@不要枝の切り落とし
枯れてしまった枝、反対に未熟で育ちそうにない枝、細い枝などのほか、からみ合った枝、内側に向いている枝などを、根元から切っていきます。
この作業は、春の開花が終わってから、夏の間を通じて段階的に行なっておくことをおすすめします。
日当たりや風通しもよくなり、病害虫の防止につながるからです。

Aシュートを剪定する
シュートは、秋の花を期待できるとともに、来年の中心となる幹となるわけですから、適切な剪定が必要です。
シュートの剪定の原則は、「下から数えて6〜7段の五枚葉(5枚の葉のまとまり)とその上の五枚葉の間を切る」ということです。
枝の長さにして40〜50pとなります。このようにして開花まで、6〜7段140〜50pごとに剪定を繰り返します。

B春1番か2番の花の枝の上を切る
春に最初に咲いた花か、その次の花(最初の花が終わったのちに伸びて咲いた花)の枝に注目します。
その枝についている五枚葉の中で、外側に向いている五枚葉の上5oほどのところを約45度の角度で切ります。
この場合も、切り口は内側に向くようにします。
2番目の花は、1番目の花が終わったのち、外芽のあるところまで切り戻すことでそこから再び伸びて咲く花のことです。
この処理を行なわなかった場合は、剪定するのは春に咲いた花の枝のみということになります。


以上のような剪定を行なうことで、夏の剪定が終わったときの株の大きさは、剪定前の3分の2くらいになります。










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