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【 のイメージとDIY目的 】

庭は家屋の延長であって、戸外での家族の生活の場です。
家族全員が参加でき、楽しめる空間づくりが庭づくりの基本です。
<庭のテーマを決める>

庭づくりは、どのような庭をつくるか、どんな庭が欲しいか、どういう使い方をするかなど、家族で意見を出しあうところから始まります。
それぞれの意見や希望を大切にして、調整しながらまとめ、庭の日的をあらかじめ決めておきます。
一口に庭といってもいろいろの種類がありますが、おおまかに日本庭園、洋風庭園、和洋折衷庭園の二つの様式に分けられ、また、目的別に分けるとおおよそ、次のようなものに分けられるでしょう。

●戸外室として、憩いの場としての庭
●ゴルフの練習や子供の遊び場など運動の場としての庭
●景観に重きを置いた観賞の場としての庭
●樹木を植え、野鳥などが来るのを楽しんだり、四季の変化を楽しむ自然との交流の場としての庭
●好きな草花や木を育てて楽しむ趣味の場としての庭
●野菜や果樹などを作る生産の場としての庭
これらの目的が単独で、あるいは重複して庭づくりされますが、それらはその家族のライフスタイルによって異なってきます。
また、目的が決まってもそれはいつまでも続くとはかぎりません。家族の年齢はもちろん、家族構成や好みの変化など、庭づくりの当初の目的から変化していくこともあり、庭自体も木や草が育ったりして年月と共に生長し、変化します。
変更可能なように仕上げたり、目的もひとつに絞らず、ある程度多様性をもたせるとよいでしょう。
庭も家庭生活の場であることを考慮して、生活と密着して、しかも、趣味と実益をいかした楽しみもできる場、戸外の自然との触れあいの場を大前提にして庭づくりを考えていくようにしてください。

【 づくりのイメージを実践する 】

<イメージをかためる>

目的・テーマにそって庭をデザインしますが、デザインするうえで大切なのがイメージづくりです。

庭を具体的に考えるとき、どのような木を植えるか、どのような草や花が欲しいか、あるいはどのように眺めたいかなどをまず考えるでしょう。
このとき、自然の風景を手本にして、自然から得た感動や印象を大事にしてイメージしていきます。

例えば、高原のような庭をつくりたいとイメージしたときは、シラカバやナツツバキなどの高原の雰囲気を山す木を植え、可憐な野草を配置するようにし、庭を散策できるように小径をつけ、腰をおろせる木のベンチを置いたり、小鳥が来るようにバードバスやバードテーブル、巣箱を置きます。
<夜の庭も考えてみる>

日中だけでなく、夜の庭も楽しめるように照明もつけて、というようにテーマを設けることによって、庭のイメージがふくらんでゆきます。
<現実に即した庭のイメージ>

イメージだけを大切にして、姿、形にとらわれすぎると、利用しにくい庭になったり、維持管理に費用がかかりすぎたりします。
また、庭のスペースは限られているので、あれもこれもと欲ばって盛り込むと使い勝手に支障をきたしたりします。不要な要素はできるだけ省き、現実に即した庭のイメージをつくるようにしましょう。