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【 手作り木工DIY: 机下用の自作本箱の作り方 】

大きさを決めたら作業開始 <作り方-1:大きさや形状を決める>

本箱ほど「作る大きさや形」によって形や部材などの異なるものはありません。机の上に置くタイプや、(机の上には置くが)幅を伸縮できるタイプ、机の下や横に置くタイプや、本棚に近いサイズの大きいタイプ(多段タイプ)などなど。

基本的に多段タイプでなければ、棚板が本の重さで湾曲するなどの心配が無いので、大きささえ決まれば比較的簡単に作業に取り掛かれるものと思います。
<作り方-2:木材を切る>

作る本箱の大きさを決めたら、底板・天板・側板(2枚)をそれぞれの長さに切断します。※極端なことを言えば、(机の上に置くタイプだったりすると)天板は必ずしも必要ではなく、本立てとして組み立てれば問題ありません。
背面DIY <作り方-3:奥の処理>

カラーボックスなどでは薄いべニア板を用いて奥側にもキッチリとした壁を作りますが、本箱や本立て類では“収納する対象が本”と決まっているので、その本が後ろへ落ちない構造になっていればわざわざ板を用いてハメ込む必要はありません。
ですので、今回の本箱の背面には板を使用せず、丸棒を横向きに数本使って背面としています。実はこの方が作業も簡単ですし、見た目にも洒落た感じになります。
作り方は至ってシンプルで、貫通しない穴を数か所均等にあけて、丸棒をはめ込んでやるだけでOKです。
DIY処理 <作り方-4:本箱の天板/側板の接合>

今回は木ネジで止めたことが判らないようにと、それを隠すための(貫通しない)穴を開けておいて、後で「“丸棒”を入れて隠す」方法としました。
穴自体は電動ドリルで簡単に開けることができますが、勢いあまって貫通しないよう充分に気を付ける必要があります。
目隠し <作り方-5:目隠し処理>

木と木の接合には、木ネジを使います。ネジでしっかり固定した後は、前述の丸棒に木工ボンドを付けてから穴に差込ます。

※穴の大きさと丸棒の関係ですが、同じ大きさのにしてしまうとボンドを塗った丸棒が入りませんので、わずかに直径の小さな原棒を用意する必要があります。

丸棒を入れた後は、専用のノコギリで切断してあげると、目隠しというより逆にお洒落なアクセントになります。

ちなみに専用ノコギリ自体は最近の100円ショップでも売っています。
型抜き木工 <作り方-6:ウサギ型抜き木工DIYで本箱の完成>

今回は、そもそも子供部屋の空いたスペースに置ける本箱を作ってやろうと思い、木工DIYに挑戦した作品ですので、少しデザインにも凝ってみました。
といっても、大して凝ったコトはしていませんが、あえて言うなら側面にウサギの型をくり貫いた装飾をほどこしたことでしょうか。ジグソーで切断していく時はさすがに少し緊張しました。
木工DIY作品 本箱全体の塗装はしていませんが、コレで完成です。素人作業ですので実は木と木の接合部分にはいたるところに隙間があったので、市販の木工用パテで隙間を埋めています。パテさえちゃんと埋めてやれば全く目立つことなく“隙間なく”接合されているように見えるものです。

※塗装しなかった理由には丸棒の均等に並んだ切り口が良いデザインになっていたことと、(そのデザインを見せるために)透明なニスなどを塗った場合には、パテで埋めた部分がクッキリと目立ってしまうからです。
本箱DIYを終えて 木工工作の入門編のようなDIYですが、特別な道具も技術も必要なく、最低板3枚あれば完成するのが本箱です。しかも大きかろうが小さかろうが目安が無いのですから、(仮に接合部分など失敗しても)失敗部分を切り落とし、少し小さくなりますが、再チャレンジで綺麗な接合にし直すことができます。

個人的には大量のパテを使わなくても、隙間のないカッチリとした木材の接合ができるようになりたいと思いますが、あまり畏まらずに下手でも作品づくりを楽しんでいければと思うのでした。







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