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【 微細な種の上手なまき方 】

表面を平らにする
<まき床を均一にならす>

一年草のペチュニアやロベリアなど、ガーデニングで人気の高いハーブの多くは、種の大きさが1mm程度かそれ以下という非常に小さい種です。これらの種をまく場合、ビニールポットにまいても良いのですが、平鉢を使っても大丈夫です。平鉢というのは、高さが直径の半分以下の鉢をいいますが、平鉢がない場合は、イチゴパックなどの容器を、水抜き用の穴を開けて使用してもOKです。用土は、赤玉土(小粒)だけ、あるいはこれに同じ量のバーミキュライトかピートモスを混ぜ合わせたものを用意します。用土を入れたのち、表面を平らな板などで均一にならしておきます。
指でつままない <種は指でつまんでまかない>

種をまくときには、決して指でまかないようにします。厚くまきすぎる場所ができたり反対にまばらになりすぎる場所ができたりします。さらに、均一にまこうとするあまり、指をこすり合わせて種を落としていくと、それだけで種がつぶれます。画用紙やハガキ程度の厚さの紙を二つ折りにしてそこに種を少しずつ移し、一方の手の人差し指をVの字になった内側に入れて親指と中指で外側をつまみます。もう一方の指で紙の縁をトントンと軽く叩いたときに、種が少しずつ落ちていくようにします。まき床の上にまくときは、できるだけ均一にまきます。また、厚まきとしすぎると、苗がモヤシのように徒長してしまいます。少ないかなと思う程度で充分です。
土は軽く <種が隠れる程度に土をかける>

種をまいたらその上に土をかけますが、このときのポイントは、種が隠れる程度に薄く土をかけるということです。これが厚くかけすぎると、芽が地上に出るまで長く伸びて徒長するため、植え替えたときには間延びしたひ弱な苗になってしまいます。これでは、その後の生育に悪影響を及ぼします。特にこのようなひ弱な苗は、病害虫の被害を受けやすいので、充分注意が必要です。
水やりは底から <種を飛ばさないように水やりする>

種をまいたら、軒下などで多少日の当たる場所に置いて発芽を待ちます。発芽するためには水やりが必要ですが、不用意にジョウロなどで上から水をかけると、種が水の勢いで飛び散ってしまいます。これを防ぐためには、水を張ったトロ箱などに鉢ごとそうっと浸け、そのまま1時間ほど鉢底の穴から水を吸わせる方法で水やりします。鉢を水の張られたトロ箱から引き上げるときは、ゆっくりと行なってください。その後は発芽まで、よほど乾燥しない限りは、水やりの必要はありません。








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