TOP PAGEDIY TOP花壇への植え付け方


【 花壇の土づくり 】

土って大事!植物に良い土
ガーデニングの一歩として花壇などに苗を植える場合、土づくりも何も行なわずにそのまま苗を植えつけてもスムーズに成長するとは限りません。その何もしていない花壇の土が、植物の生育に適した土かどうか不明なのですから。

@排水性・保水性のある土
植物が育つ過程で、土の役割には根が吸収できるように養分や水分を蓄えておくという重要な役割があります。土がそうした役割を果たす為には、「団粒構造(※小さな土の粒子が有機物などによってくっつき合って集まった状態)」になってなくてはいけません。団粒構造の土には、大小のすき間がたくさん出来ていて、そのすき間には空気がたまり、また排水を促します。それと同時に小さいすき間には、毛細管現象によって水が蓄えられます。
A土の酸度が中性〜弱酸性
ほとんどの植物は、土が中性から弱酸性の状態でよく育ちます。ところが、日本の土はそのほとんどが酸性です。さらに、何度も植物を育てた土は、やはり酸性に偏っていくのです。このような土は、植えつける前に酸度調整をしてやらなくてはなりません。
植え付け1週間前までに 土づくりは、最低でも草花植えつける1週間くらい前までに行ないます。深さ30〜50pまでよく掘り返し、その後、腐葉土やピートモスなどの「改良材を1平方メートルあたりバケツ1杯程度」の割合で入れます。酸度調整のため「苦土石灰を1mあたり約100g」入れます。また、元肥として緩効性の化成肥料を、1平方メートルあたり一掴みくらい混ぜてやります。

【 花壇植えの注意事項 】

大きさの揃った苗を植える
@節間の詰まった苗を選ぷ
苗は本葉が7〜8枚になったら、植えつけの適期となります。しかし、同じように本葉が7〜8枚になっている苗でも、よく見ると少しずつ状態は異なっています。こうした中にはよい苗もありますが、生育には好ましくない苗もできています。
良い苗の条件としては、まず節と節の間の詰まっているものです。節間が開いているものはいわゆる間延びした苗で、丈夫には育ちません。
A根がよく張った苗を選ぷ
また、根がしっかりと張っているかどうかも、良い苗かどうかの見分けのポイントとなります。見分け方は、ビニールポットなどの底の穴から根が出ているかどうかを見ます。根がたくさん出ているものがよい苗で、ビニールポットの中にしっかりと根が張っていることを示しています。
B同じ大きさの苗を揃える
もう一つのポイントは、植えつける苗はできるだけ同じ大きさのものを選んで植えるということです。そうしないと、花が同じ高さで咲き揃わないからです。
株と株の間を適切にとる 株間を狭く植えると、風通しが悪くなってしまいます。そのため、暑い日が続くようなときには、株が蒸れて傷んでしまいます。また、風通しが悪いことにより、病害虫が発生しやすい環境にもなります。生育につれて草丈が高くなったり枝張りの広くなったりするものは株間を大きくとり、草丈の低い草花は狭くします。このとき、決して苗の大きさで判断するのではなく、成長すた時にどのくらいの大きさになるのかで判断することが大切です。
植え付け後は水やりを充分に 苗を植えつけたら、できるだけ早く根づかせる必要があります。そのために、植えつけ後はたっぷりと水やりします。その後も、乾燥した日が続くようなときには、水をたっぷりとかけてやります。








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