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【 化成肥料の種類 】

化成肥料の三つのタイプ
単肥に比べ、複合肥料である化成肥料は、三大栄養素の各成分がバランスよく組み合わされていますから、使いやすさの点では最高です。有機質肥料のように手がかからず臭いもありません。化成肥料には、三大栄養素の成分の組み合わせによって三つの種類があります。
@水平型
N:P:K=8:8:8、N:P:K=10:10:10などのように、チッソ、リン酸、カリの成分が等しく入っているものをいいます。バランスがとれていて、元肥には大変使いやすい肥料です。ただし、追肥にはリン酸が無駄になります。
A山型
N:P:K=5:8:5、N:P:K=10:14:10のように、リン酸分が多く含まれているものです。花を咲かせたり実をならせたりする働きをするのがリン酸ですから、花壇の草花や、野菜では実もの野菜の栽培の元肥として利用するのに適しています。
B谷型
N:P:K=10:2:10、N:P:K=20:1:13のように、リン酸分が含まれていないか含まれていても少ないタイプです。リン酸分をそれほど必要としない追肥に利用したり、葉もの野菜の栽培に使えば無駄が出ません。
栽培期間の長い植物には高度化成肥料を 化成肥料には、低濃度化成肥料と高度化成肥料とがあります。低濃度化成肥料は、成分合計が15〜30%未満のもので、高度化成肥料というのは30%以上のものをいいます。低濃度化成は、速効性で使いやすく広く普及しています。これに対して高度化成肥料は肥料分が多く含まれているので、栽培期間の長い植物の肥料として利用されます。いずれにしても、化成肥料は有機質肥料に比べて成分の含有量が多いことに注意する必要があります。早く効かせようとやりすぎると根がやけたりする弊害が起こります。
ゆつくりと効く化成肥料 通常、化成肥料は効き目の持続期間が1ケ月未満となっています。そういう点で、化成肥料は速効性肥料ということになりますが、効き目が1〜2ケ月持続するIB肥料、3ケ月〜1年持続するLP肥料などのような緩効性肥料もあります。肥料成分を水に溶けにくくしたり、被覆材でおおって少しずつ溶けるようにしたものです。ただし、価格的には普通の化成肥料よりも高くなります。これを使うと、追肥の回数を少なくすることができますし、LP肥料などでは、追肥の必要がなく元肥だけで栽培することもできます。
有機質肥料と化成肥料を組み合わせたものも 園芸店の肥料売り場などには、有機質配合肥料と呼ばれるものを販売しています。化成肥料の速効性と有機質肥料の穏やかな効き目の二つの性質を併せ持ったタイプで、成分バランスはN:P:K=8:8:8のような水平型が多くなっています。油カスなどの有機質肥料が配合されており、野菜づくりなどでは有機栽培のおいしさを実現できます。
液体肥料は超速効性で追肥に利用する 化学肥料の中で、最も速く効くのが液体肥料と呼ばれるものです。液体肥料といっても、粉末を溶かして使うタイプ、液体を希釈して使うタイプ、そのまま使うタイプなどがあります。いずれのタイプも、ほどこしたとたんに効き始めるという「超速効性」が大きな特徴です。それだけに効果の続く期間は短く、2週間程度が一般的です。








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