TOP PAGEDIY TOP>球根の植え方・育て方(2)





【 球根の植え方 】

深さ・間隔ともに球根2つ分あける
球根の植えつけで、最も注意しなくてはならないのは植えつける深さと間隔です。一口に球根といっても、それぞれに生育の特性がありますから、厳密にいえば、特に深さは球根ごとに違ってきます。しかし一般的にいって花壇などの露地植えの場合、「深さ・間隔ともに植えつける球根二つ分あけて植える」という原則で植えつけることができます。ただし同じ球根植物でも、ユリだけは例外となっていますから注意してください。
コンテナ植えでは根の生育スペースを確保 プランターや植木鉢などのコンテナに植えつける場合は、上記の原則に当てはまりません。根の生育するスペースが限られているため、できるだけ浅く植えるようにしなければなりません。「球根の上部が隠れる程度の深さに植える」コンテナへの植えつけは、これが原則です。ボリューム感を出すために密植する場合でも、深さについては、露地植えでもコンテナ植えの場合でも、原則を守って植えつけることが必要です。
ユリは球根の大きさの4〜5倍の深さにする ユリは、一般的な球根植物の生長のプロセスとは異なっています。ユリの球根を植えると、下から「下根」を伸ばします。下根は、主として株を支える働きをします。さらに、球根の上に伸びていく茎から横に「上根」を伸ばします。上根は、主として養分を吸収する働きを担っています。このような特徴があるため、ユリの球根を植える場合には、上根の伸びるスペースを確保する必要があることがわかります。また、株そのものがかなり大きくなりますから、株の間隔も広めにとる必要があります。「ユリの球根は、球根の厚味の4〜5倍の深さに植える」ユリの球根を、花壇などの露地に植える場合は、このことを原則とします。
ユリの球根は深いコンテナに植える ユリの球根は、上根の伸びるスペースを確保するために深く植えなくてはなりません。そのため、プランターや植木鉢などのコンテナで育てる場合には、できるだけ深いものを利用する必要があります。植木鉢に植える場合は、できるだけ腰高のものを使います。大型の観葉植物用の鉢などが適しています。植えつける深さは、大型観葉植物用の鉢の場合、鉢の中間ぐらいとします。

【 球根植物の開花を長持ちさせる 】

開花時期の違う種類を順に植えつける
春咲きの球根植物と一口にいっても、実際の開花時期には種類、品種によって少しずつ差があります。これを利用すると、1月から4月にかけて、間断なくさまざまな花を楽しむことができます。一年草では、ちょうどこの時期が端境期になりますから、それを補う意味でもぜひおすすめしたい栽培方法です。1月に開花するのがスノードロップ。続いて2月にはシラー・シビリカ、寒咲きアイリス、冬咲き(寒咲き)クロッカスを楽しめます。3月に入るとクロッカスやチオノドクサ、ミニのスイセンが、4月には多くの球根植物が開花時期を迎えるというプロセスです。これらの植物の球根を同じ種類でも時期を多少ずらして植えることもできます。上手に組み合わせれば花の少ない冬の時期のガーデニングの素材としては非常に利用価値の高いものとなります。











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