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【 有機質肥料の使い方ポイント 】

有機質肥料には、牛糞や鶏糞、骨粉、油粕などがあり、これらは土中の微生物の分解によって無機質状態になり、植物に吸収される肥料です。その場合、無機質の状態になるまで少し時間がかかるので、使用する場合は植物を植え込む1ケ月くらい前に施しておくと効果的な肥料となります。
一方で、無機質肥料は早く水に溶けて植物に吸収されてしまうので、短時間に効果が出てきます。肥料容器には、窒素やリン酸、カリの割合が表示されているので、必要な要素が多いものを選び与えるようにすると良いでしょう。
肥料を施すやり方としては、元肥と追肥という区分けがあります。
これは、植え込む前にあらかじめ施す肥料のことを「元肥」と呼び、あらかじめ花や実がついてから施す肥料のことを「追肥」と呼びます。
「元肥」は効果の持続性を重点にし、長期間、ゆっくり・しっかりと効果が持続するように、有機質肥料または緩効性の化成肥料を施すようにします。
「追肥」は持続して花を咲かせる場合や、果樹の実の甘さを増したいとき等に使用します。ですので追肥は、速効性の化成肥料で液体のものがより効果的に効く肥料になります。ただし、施した後10日も経てば、ほとんど効果が無くなってくるので、一定間隔で追肥を繰り返してやる必要があります。
有機質肥料は元肥を中心にほどこす
有機質肥料の特色として、ゆっくりと穏やかに効いていくという性質があります。これは、有機質肥料は分解がゆっくりと進むために、吸収されるまでに時間がかかるという理由によります。また、有機質肥料はその年にすべて吸収されつくすとは限りません。翌年、翌々年へと養分が持ち越されるものもあります。つまり、元肥としてたっぷりと有機質肥料を入れておけば、少しずつ必要な量の肥料分が植物に送られます。ですから、有機質肥料だけで草花や野菜を育てる場合には、元肥を中心にほどこすことを心がけるようにします。
追肥で用いるときは季節や天候に応じる 有機質肥料は元肥を中心に育てていく方法をとるのが原則ですが、生育期間が長い野菜などは、どうしても追肥が必要になってきます。しかし、勢いがなくなってきたからといって、たくさん追肥をするのは問題です。植物の生育は肥料よりも日当たりの善し悪しや水、気温に大きく左右されるもので、こうした条件が整ってはじめて肥料の吸収も促されます。したがって、追肥をほどこすときには、季節と天候のことを充分に考えて行なうことが必要です。まず季節について見てみると、気温の低いときや極端に高温のときは一般的に植物の生長は停滞します。そこで、肥料も控えめにすることがポイントとなるわけです。そのかわり、生長の旺盛な春や秋にはたっぷりとほどこすように心がけます。天候でみると、水分が充分にあると植物の生長も旺盛になります。したがって、雨の多い季節は肥料も多めにほどこします。乾燥が続くときは逆に控えめにし、むしろ水やりを心がけます。
未発酵の有機質肥料は2〜3週間前に 有機質肥料には二つの種類があります。油カスや鶏フン、牛フンなどのように、発酵していないままの状態のものが一つ。そして、これらのものを発酵させてつくった発酵済みの肥料です。このうち、手軽に利用できるのが発酵済み肥料で、種まきや植えつけの1週間くらい前でもほどこせます。発酵前のものは、ほどこしてから発酵が始まります。そのため、発酵時に発生する有害物質や発酵熱によって根が傷むことがあります。ですから後述する全面にほどこす場合では、種まきや植えつけまで2〜3週間は間をあける必要があります。肥料が充分に土となじみ、根が養分を吸収しやすくなるまでの期間です。その後も発酵は進んでいきますが、ゆるやかなので植物への害は出なくなります。
元肥は全面か溝をつくってほどこす 花壇や畑に肥料をほどこす場合には、いくつかのやり方がありますが、元肥の場合と追肥の場合とで異なっています。最も簡単なやり方が、花壇もしくは畑の全面にほどこすというやり方です。
@花壇や畑の全体に均一に肥料を振りまいてよく耕す
A畝をつくる場合にはそのまま土を寄せる
このやり方のメリットは、作業が手軽であるということです。しかし、短所もあり、肥料の量が多くなります。また、発酵前の肥料をほどこした場合には、すぐに種をまいたり苗を植えつけたりできません。もう一つのやり方が、溝を掘って肥料を埋めるというもの。菜園などに適したやり方です。クワを用いて耕しながら溝を掘り、溝の部分に肥料をほどこします。溝の両側から土を寄せて肥料を埋め、さらにその上へ土を寄せて畝をつくるというものです。このやり方には、表面には直接肥料が出ないため短期間で種まきや苗の植えつけを始めることができるという利点があります。さらに肥料の量にも無駄が出ません。ただし、根が伸びて肥料に達するまでに時間がかかるのが欠点です。種をまいて育てるものよりも、苗を植えつける栽培に向いています。











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